ディレクターバンクの棟近と鶴久が、50代なりの働き方と会社経営の「もやっとすること」を、答えを出さずにゆるく共有していくポッドキャスト番組です。二人はかつて同じ会社の同僚。独立を経て、いまはWebマーケティング・AI活用支援の会社を共同経営しています。毎週金曜配信。
● EPISODES
経営もやっと話、第9回です。
今回のもやっとはデザインについてです。Webサイトや営業資料、企業のIR資料など、業務のあらゆる場面でデザインに向き合う機会が増えています。しかし、いざ「デザインを良くしたい」と思ったときに、何が良いデザインなのか、どこを修正すべきなのかを明確にすることは容易ではありません。以前は専門職の方だけがデザインについて考えていましたが、SNSや個人発信が当たり前になった現代では、誰もが考えることが当たり前になっています。
あるクリエイターの「デザインとは整理整頓である」という言葉がヒントになったように、情報を削ぎ落としてシンプルに届けることが本質である一方、相手の心を動かして行動を促すためには、あえて華やかに飾ったり言葉を足したりしたくなる葛藤も生まれます。電気工事のように明確な線引きがある仕事もありますが、デザインが意味する領域は広がる一方であり、正解がないからこそ難しい分野だと感じます。
今回は何年かぶりに受けた健康診断の採血時、担当の看護師から思いがけない褒め言葉をかけられたという雑談から始まりました。
経営もやっと話、第8回です。
人に仕事を頼んだりチームをまとめたりするとき、どこまで細かく指示を出し、どこから相手に任せるべきなのかという問題は、いつも頭を悩ませられます。
細かく言いすぎると相手は「言われた通りにやればいい」と受け身になり、逆に任せすぎると「丸投げされた」と感じてしまう。短期的な効率だけを考えれば、自分でやってしまうのが一番早いのかもしれませんが、中長期的な組織の成長や人間関係の健全さを考えると、相手を信頼して任せる心の余裕や余白を持つことが欠かせません。白黒つけられない曖昧な距離感を測り続けることこそが、マネジメントの難しさであり面白さでもあります。
今回は毎年配布する冊子づくりの中でAIに漫画を描かせてみようと企画しており、AIに詳しいディレクターに話を聞いてみたところ、意外なアドバイスをもらったエピソードからスタートしました。
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経営もやっと話、第7回です。
今回は「AI検索の普及によってWebサイトへのアクセスが減った」という打ち合わせの中での会話をきっかけに、わかりやすい原因を仕立て上げて納得してしまう心理についての話になりました。業績が伸び悩む理由を不景気のせいにしたり、または流行りのキーワードを犯人に仕立て上げたりしがちですが、そのとき本当に向き合うべき問題から目が逸れてしまっているのではというモヤモヤがあります。
だからこそ、コントロールできない外側の環境に振り回されるのではなく、自らが影響を及ぼせる範囲に意識を向けて課題を探ることが重要です。そこから話は広がり、『7つの習慣』の考え方や、ソフトバンクの孫正義氏による講演のエピソードへと展開していきます。15年後といった未来のゴールから逆算すること、ビジョンを期限と数値で組み立てていく思考法について、掘り下げていきました。
これまでは毎週月曜日の朝に収録を行っていましたが、今回から金曜日収録の金曜日配信へと配信スケジュールを変更することになりました。シルバーウィークの期間中は台風や激しい長雨が続き、近所の川の増水にハラハラしながら過ごしていました。
経営もやっと話、第6回です。
成果を出すには「今のやり方を愚直に続けるか」「勇気を持って大胆に変えるか」という二者択一で悩む場面がよくあります。ある書籍によれば、組織が衰退する原因は、突然誤った判断をしたからではなく、かつての成功体験に長く頼りすぎたことにあるケースがあるそうです。過去の正解には賞味期限があり、古い成功パターンに固執することが、知らず知らずのうちに自分たちの変化を阻んでしまいます。
そのため、過去の記憶や従来の論理だけに頼って判断するのは容易ではありません。自分が心から「面白そうだ」と思える感覚や、チーム内での自然な納得感を大切にして一歩を踏み出すことが重要です。また、自分たちの狭い環境に閉じこもらず、異なる業界や若い世代といった外部のコミュニティと対話し、新しい刺激や価値観を柔軟に取り入れていくことが求められそうです。
冒頭では最近発表された話題の折りたたみ型スマートフォンに関する話題についてもあれこれ話しています。
経営もやっと話、第5回です。
AIを動かすためには、前提条件を緻密に言語化して指示を出す必要がありますが、長年の友人に対しては、言葉にしなくても察してほしいと甘えてしまい、極めて雑なコミュニケーションを取ってしまう。そんな不思議な矛盾から話が始まりました。ビジネスの場面でも察する力や話を引き出す力が高い人とは仕事がしやすいとかもあります。
そこから、世間でよく目にする「AIに仕事が奪われる」というテーマへと話は広がります。ライターの収入激減というニュースをきっかけに、ただ指示通りに文章を執筆するだけの作業は代替されても、相手が本当に伝えたいことを察して企画や構成に落とし込んだり、クライアントの「これをやってほしい」という言葉の奥にある本質的な意図を、対話を通じて丁寧に引き出す伴走の仕方は、まだAIには真似のできない人間の強みかもしれません。
週末からの雨が続き、涼しいを通り越して少し肌寒さを感じる中での収録でした。
経営もやっと話、第4回です。
休日のスーパーマーケットで会ったら挨拶したくなる人を採用しろ。採用の本にそう書いてあった、という話から始まりました。やけにシーンを絞った言い方ですが、思い当たるところはあります。知っている人を思わぬ場所で見かけて、棚の陰にすっと隠れてしまうことがある。仕事の場ではない、普段のままの姿を見せてもいい相手かどうか。人となりを測る物差しとしては、案外わかりやすいのかもしれません。
その本には他の原則も挙がっていました。違和感がある人は、どんなに人手が足りなくても採用するな。採用のミスは教育ではカバーできない。ただ、長く働いていると、あの人が変わったなと思う場面には何度も出くわします。新しいチームに入ったとき、任されたとき、何かに気づいた瞬間。教育というより、きっかけの話に近い気もしています。
会社員のころ、初めて面接官をやったときに人事の部長から言われたのは、一緒に働いているイメージが湧くかどうかで決めていい、ということでした。求人票と一つずつ照らし合わせて点数をつけるものだと思っていたので、少し気が楽になった記憶があります。
正社員しかいなかった時代から、契約社員も業務委託もフリーランスも混ざる時代へ。入社1年で3割が辞めるとも言われます。誰とどう組むかは、以前より難しくなっているのかもしれません。
猛暑の話から入った回です。地元の最高気温はニュースになるほどなのに、7月8月はほとんど雨が降らず地面がひび割れていたそうです。
経営もやっと話、第3回です。
売れる仕組みを作るのがマーケティングで、売るのが営業。会社員のころは、そういう分かれ方をしている組織の中にいました。ところが小さい会社でやっていると、それが同じ人になります。マーケティングも営業もカスタマーサクセスも地続きで、どこからどこまでという線が引けません。売り込みではなく、ご無沙汰していますと会いに行って近況を交換してくる。あれは営業なのかマーケティングなのか、いまだに分類できないままです。
提案が通らなかったときの理由についても話しました。予算が合わなかった、その領域の実績がある会社があった。そう聞くことは多いのですが、本当に効いていたのは、この人に任せて大丈夫かという手前の感触だったのかもしれません。会社の中で稟議を通すには説明できる言葉が要る、ということでもあります。発注する側にいたころの記憶が、いま提案する立場になって効いてくる感覚もあります。
会社が大きくなれば、どこかで分けざるを得ない。それも分かっていて、そのときにはまた別のもやっとが来るのだろうという話にもなりました。
お盆明けで外出を増やした週でした。都内はまだ暑く、50代も半ばに来ると気温差が答えるという話から始まっています。
経営もやっと話、第2回です。
事務仕事はどんどんAIに任せて、空いた時間で人と向き合う。経営をしている方と話すと、よくそういう話になります。ところが先週、打ち合わせの少ない一週間をひたすら社内の仕組みづくりに使ってみたら、朝から晩までAIと会話していました。任せて手が空くどころか、ずっと向き合っている。この状態がずっと続くのか、それともいつか変わるのか。
AIで仕事が変わるという話も、個人の働き方の話なのか、組織のあり方の話なのかで、まったく別のものになります。世の中に出ているのはまだ個人の話が多く、組織としてどう変えるかはこれからなのかもしれません。目の前の事務仕事を速くするだけでなく、業務プロセスそのものを見直すところまで行けるのかどうか。
メモアプリを乗り換えた話、新しい道具に合わせて自分の仕事のやり方から変えるという話も。研修で習った「緊急ではないが重要なこと」にも触れています。
今回は犬の話は禁止、というルールで収録しました。
経営もやっと話、記念すべき第1回です。
会社員時代は上司がいました。嫌なことを言われることもあったけれど、最後は判断してくれる人がいた。ところが自分で会社をやると上司がいない。右か左か、毎回自分で決めるしかありません。10期目に入った今も、その試行錯誤は続いています。
今回は、この番組で何を話していくのかから。マーケティングの施策やAIの活用法といった「答えが出ること」は、すでに良い解説番組がたくさんあります。この番組で扱うのは、そうではない部分。経営していく中でもやっとすること、50代なりの働き方の迷い。答えを出さずに、そのまま共有していきます。
収録中はずっと犬が吠えていました。そのあたりも含めて、素のままでお届けします。